「認知行動療法とは、どんな治療法?」
「どんな症状が解決できる?」
「方法や効果は?」
こんな悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
心の不調や、それに伴う身体症状が現れている場合は、決して一人で抱え込まず、相談してください。
本記事では、認知行動療法とは何か、方法や効果について、わかりやすく解説しています。
認知行動療法について正しい情報を知ることで、ご自身の悩みと向き合うためのヒントが得られるはずですよ。
ぜひ最後まで読んでください。
目次
認知行動療法とは?
認知行動療法とは、CBTとも呼ばれ、認知や行動に働きかけて、心のストレスを和らげていく心理療法のことです。
認知とは、物事の捉え方や受け取り方のことで、強いストレスを抱えている状態では「自分はどうせできない」、「私はきっとあの人に嫌われている」など、認知が偏りやすいです。
このような偏った考えに気づき、捉え直すことで、行動や気持ちにも変化を促していきます。
認知行動療法は4つの側面に注目
認知行動療法の基本には、認知行動モデルと呼ばれる心の仕組みがあります
このモデルでは、心の状態を次の4つの側面から捉えます。
| 認知 | 出来事をきっかけに頭に浮かぶ考え |
|---|---|
| 行動 | 認知のあとに起こる行動や反応 |
| 気分 | 不安や悲しみなどの感情 |
| 身体症状 | しびれや頭痛など、身体に現れる影響 |
これら4つの側面は互いに影響し合い、ときに悪循環を生み出します。
気分や身体症状を直接変えることは難しいため、認知や行動に働きかけることで、状態の改善を促していきます。
認知行動療法の対象となる疾患
認知行動療法ではうつ病や不安症、強迫症、心的外傷後ストレス症(PTSD)、統合失調症など、さまざまな精神疾患に対して、用いられています。
他にも、身体疾患や生活習慣など、幅広い場面で活用されています。
認知行動療法の方法
認知行動療法は、
原則として30分〜60分間の面接を16〜20回行います。
- 問題を整理する
- 問題が起きた状況や、そのときの感情を確認する
- 考え方が感情や行動に与える影響を整理する
- 考え方の特徴的な癖に気づく
- 考え方と現実とのズレに注目し、柔軟な捉え方に変える練習をする
- 考え方の変化に応じて、問題解決や人間関係の改善にも取り組む
また、面接の合間には、実生活の中で行うホームワークが出されます。
これは、面接で話し合った内容を日常生活の中で考え、行動することで、治療と日常生活を結びつける目的があります。
治療の効果
認知行動療法の具体的な効果を解説していきます。
精神・身体的症状の改善
うつ病、不安症、強迫症、心的外傷後ストレス症(PTSD)、摂食障害などの精神疾患において、症状の改善が見込まれます。
また、慢性痛などの身体症状の改善にも効果が期待されています。
再発予防効果
表面的な考え方だけでなく、偏った認知を根底から修正するため、治療終了後も再発を抑えやすくなります。
自分自身を治療する力が身につく
日常生活で直面する困難に対して、自分自身を客観的に振り返り、対処していくスキルを身につけることができます。
薬物療法との相乗効果
認知の偏りに働きかけることで、薬物療法の効果も得られやすくなる相乗効果に期待ができます。
また、体調を自分でモニタリングできる力がつくため、治療を中断するリスクの軽減にもつながります。
自己効力感の向上
成功体験を積み重ねることで、「自分なら問題に対処できる」という自信が高まります。
自信を持って、自分と向き合えるようになることで、ストレスへの耐性も養われます。

認知行動療法のまとめ
認知行動療法とは、認知や行動に働きかけることで、心のストレスと向き合っていく心理療法です。
認知や行動から見直していくことで、気分や身体反応の緩和へとつながります。
また、自分自身と向き合えるようになることで、再発予防や自己効力感の向上も期待できます。
もし、気分の落ち込みやそれに伴う身体症状に悩んでいるときは、お一人で抱えず【My counseling】へご相談ください。

